シャープ株式会社の財務状況です。
売上高は08年をピークに減少。最終損益も09年以降非常に厳しい状況が続く。
4割程度を占めていた純資産が12年度には2.5割へ減少。流動負債の割合が増加。
財務CFのプラス額が増加し、フリーキャッシュフローはマイナス傾向。
現金及び現金同等物も大きく減少。
AV・通信機器が売上全体の4割強。
売上構成のウエイトが高いAV・通信機器と液晶セグメントが売上、営業利益とも大きく低下。
日本の売上が5割弱。中国で2割程度。
「液晶はシャープ」。このキャッチフレーズが印象的ですが、その業績は大変厳しそうでね。
どこでこうなったのでしょう?一時期、人件費を抑える目的で工場を海外へとシフトした頃から技術の流出が始まり、競争力を失ったのでしょうか?
それでも多くの製品にシャープ製液晶が使われていることを考えると、なんとかして復活してもらいたいもんです。