2015年2月13日金曜日

NEC(日本電気株式会社)

NECの財務分析
NEC(日本電気株式会社)の財務状況です。


NECの売上高推移
06年から売上高は年7.7%の割合で減少。近年は横ばいです。

NECの業績推移
営業利益は回復してきましたが、最終損益は依然低い状況です。

NECの利益率推移
営業利益率は上昇傾向です。

NECのバランスシート
自己資本比率が多少低めですがバランスのとれた財務状態です。


NECのバランスシート推移
総資産は縮小傾向です。固定資産の割合を下げ流動負債を圧縮してきたようです。

NECの売上高バランスシート比較
資本回転率は1.21回、ROAは2.7%、ROEは4.8%です。






NECのキャッシュフロー推移
近年は設備投資を抑えているようです。

NECのセグメント構成
民間、政府や公共機関を相手にネットワーク関連事業を中心に手広く展開しています。

NECのセグメント別業績
他のセグメントと較べてテレコムキャリア事業の利益率が比較的良いようです。

防衛省との直接取引上位企業
防衛省との契約金額では毎年上位に位置しており、通信・ネットワーク関連の案件を受注しているようです。



NECとしてのイメージが強いパソコンや携帯電話、スマホは軒並み大苦戦。ITゼネコンとしての役割も世界中から提供されるクラウドサービスに取って代わられる時代になっています。今後はありとあらゆるモノにセンサーが取り付けられ、そのデータを分析・利用するビックデータ分野が成長してくると思いますが、通信ネットワーク系に強いNECがどこまで食い込めるかが会社の存続を決めるかもしれません。