2013年5月10日金曜日

株式会社ベネッセホールディングス

株式会社ベネッセHDの財務状況
株式会社ベネッセホールディングスの財務状況です。


株式会社ベネッセHDの業績推移
売上高は成長していますが、そのスピードは鈍化し収益性が鈍ってきているのがわかります。


株式会社ベネッセHDの損益計算書及び利益率
売上高総利益率は50%前後を維持していますが、営業利益率が大きく低下してしまいました。


株式会社ベネッセHDのバランスシート推移
財務体質は健全、固定負債の割合がだんだん大きくなっています。


株式会社ベネッセHDのキャッシュフロー推移
キャッシュフローバランスは問題なさそうです。


株式会社ベネッセHDのキャッシュフローマトリクス
営業CFをしっかり出し、投資も続けています。


株式会社ベネッセHDの現金残高及び資産効率
ROE、ROAとも安定しています。


株式会社ベネッセHDのセグメント構成
通信教育講座から始まったベネッセも、今ではシニア介護事業が2番目の主要セグメントです。


株式会社ベネッセHDのセグメント業績推移
各セグメントとも大きな成長はみられません。


株式会社ベネッセHDのセグメント別業績
営業利益を見るとやはり国内教育事業が主な収益減であることがわかります。





順調に成長を続け財務体質も今のところしっかりしていますが、少子高齢化が進みこれまでベネッセが国内でおこなってきた教育産業は大変厳しい状況を迎えようとしています。海外展開もなかなか上手くいっておらず、インターネット・動画環境のおかげで英語圏を中心に教育コンテンツが無料で提供されるという世の中が来る可能性もあります。

【今後の方向性・アイデア】
シニア事業が第2の柱となっていますが、高齢になっても学習意欲というものはあります。展開するシニア施設での生涯教育の提供や、認知症予防のコンテンツ提供などこれまで築いてきた学習提供ノウハウをシニア事業に活かす事ができるのではないでしょうか。