2014年8月15日金曜日

カゴメ株式会社

カゴメ株式会社の財務分析
カゴメ株式会社の財務状況です。


カゴメ株式会社の売上高推移
08年までは年率6%近くで成長していましたが、以降は成長が鈍化しています。

カゴメ株式会社の業績推移
近年は売上高、利益とも回復傾向にあります。

カゴメ株式会社の損益計算書及び利益率
売上高利益率は45%~49%、営業利益率は2.5%~5%程度で推移しています。

カゴメ株式会社のバランスシート推移
財務体質は健全なようです。近年総資産が増加傾向で、やや固定負債の割合が大きくなってきています。

カゴメ株式会社のROE及びROA推移
売上高は総資産と比較してそれほど多くなく、資産効率はあまり良いとは言えなさそうです。

カゴメ株式会社の利益剰余金及び現金同等物
利益剰余金は継続して増加しています。

カゴメ株式会社のキャッシュ・フロー推移
11年をピークに営業CFが減少しており、14年度はマイナスです。





カゴメ株式会社の営業キャッシュ・フロー比率推移
基本的に営業CFは損益計算書上の利益である最終損益を上回っていましたが、14年度は大きくマイナスになっています。

カゴメ株式会社の国内セグメント構成
国内では飲料セグメントが売上の半分以上を占めています。

カゴメ株式会社の国内セグメント別業績
売上高と同じく飲料セグメントが利益の柱となっています。

カゴメ株式会社の国内セグメント別業績推移
国内セグメントの売上高はここ数年横ばい、営業損益では飲料セグメントが大きく落ち込んでいます。

カゴメ株式会社の海外売上高構成
海外売上高では米国、欧州が売上高を大きく伸ばしています。

カゴメ株式会社の海外地域別業績
しかし、営業損益をみると米国以外はすべて赤字の状態です。




カゴメは人材情報サービスのマイナビが調査した「2015年卒 大学生就職企業人気ランキング」において、理系における総合ランキング1位でした。(外部リンク
しかし、財務状況をみると決して順調に成長を続けているわけではありません。国内ではトマト加工品の大手として有名ですが、海外を見てみるとハインツという巨大企業がいてグローバル化への道も厳しそうであり、新しい成長機会を見つけるには苦戦しそうです。