株式会社ニコンの財務状況です。(PDFはこちら)
売上高は成長していますが、営業利益は伸びていません。
粗利益、営業利益率ともに低下傾向です。
バランスシートはしっかりしています。総資産に対して純資産の割合が増えています。
直近2年のフリーキャッシュフローがマイナスです。
直近2年のフリーキャッシュフローがマイナスです。
ROA、ROEともに増減をしながら低下傾向です。
デジタルカメラなどの映像事業がメインセグメントで、全体の約7割を占めています。
映像事業の売上高は成長を続けていますが、営業利益は横ばいです。
インスツルメンツ事業は長年営業利益がマイナスであり、赤字体質になっています。
アメリカとEUで売上の半分を占めており、近年は中国のシェアが大きくなっています。
ニコンのデジカメ出荷台数は世界シェア第3位です。
世界的なデジタルカメラの普及も、カメラ搭載スマホなどの普及により勢いがなくなりました。
デジタル一眼カメラは成長を続けていますが、それだけでコンデジの落ち込みを補うことは難しそうです。使用目的などに新しいイノベーションが起き、さらなる成長を続けてゆく事が出来るでしょうか?