武田薬品工業株式会社の財務状況です。(PDF資料はこちら)
売上高は増加しているものの、営業損益・最終損益共に減少しています。
営業利益率の低下が著しく、一時は30%以上あったものが現在は1桁台です。
近年負債比率が上昇しています。流動資産と固定資産のバランスが逆転しました。
ROAが大きく低下しています。
フリーキャッシュフローが減少傾向です。
フリーキャッシュフローが減少傾向です。
医療用医薬品事業が主要セグメントです。
ヘルスケア事業の利益率は高いものの、営業利益への寄与は大きくありません。
医薬品事業の売上は伸びていますが利益は激減しています。他のセグメントは横ばいです。
日本での売上が全体の5割弱を占めています。
米州の売上が減少傾向です。売上構成では欧州比率が増加しています。
国内では高血圧治療剤、海外では2型糖尿病治療剤が主力製品です。
国内では売上高首位でも、世界ではトップ10圏外に位置しています。
海外の製薬会社やベンチャー企業を買収しながら規模の拡大を図っていますが、現状ではなかなか利益に結びついてはいないようです。画期的新薬創出が難しくなっており、特許切れによるジェネリックの躍進など、国内トップの武田薬品といえども安心してはいられない状況です。(PDF資料はこちら)